公益社団法人ふくい市民国際交流協会 平成27年度 活動報告 (後期:10月~3月))
   
全米姉妹都市インターナショナル中高生絵画展第27回福井市コンクール
   海外に姉妹都市を持つアメリカ合衆国内の都市で組織されている「国際姉妹都市連合(SCI)」が主催する「全米姉妹都市インターナショナル中・高校生絵画展」に、福井市はニューブランズウィック市とともに参加しています。
 本年度も、その参加作品の選考を兼ねた福井市コンクールを開催し、最優秀賞2点、優秀賞2点、特選2点、入選7点が選ばれました。高校生の部最優秀賞の福井高校 堀田千咲野さんの作品「つながる世界」は、ワシントンで行われる本選に送られます。

○福井コンクール審査会
  日 時:平成28年2月10日(水)
  場 所:福井市美術館
  【審査員】                                     高校生の部最優秀賞作品「つながる世界」
  アーティスト Daisuke
  福井市美術館学芸員 石堂裕昭
  福井市学校教育課  秦 計代
  当協会役員2名

○入賞者
高校生の部
最優秀賞 福井高校 2年 堀田 千咲野
優秀賞 科学技術高校 2年 大嶋 花奈
特選 福井高校 2年 佐々木 綾音
入選 科学技術高校 2年 大谷 杏奈
入選 福井高校 1年 酒井 遥香
入選 福井高校 1年 椿原 愛海
入選 福井高校 1年 山本 咲季

中学生の部
最優秀賞 明道中学校 1年 村野 綾香
優秀賞 成和中学校 2年 岡村 日花里
特選 明道中学校 1年 石井 ゆら
入選 成和中学校 2年 清水 梨央
入選 明道中学校 2年 高倉 萌生
入選 明道中学校 1年 中尾 萌々華

○応募数   49点   高校生 3校 29点
               中学生 2校 20点

○入賞者授賞式
  日 時:平成28年3月8日(火)午後4時30分より
  場 所:福井県国際交流協会 2階 第3会議室

○福井市での入賞作品の展示
  3月8日(火)午後~3月14日(月)福井県国際交流会館 1階
  3月15日(火)午後~3月22日(火)福井市役所市民ホール
   友好都市韓国水原市ジュニア大使が来福
  1月31日(日)~2月5日(金)の日程で福井市の友好都市である韓国水原市からジュニア大使として10名の中学生が来福しました。
安居中学校訪問では、お互いの市や学校について英語で紹介し合い、書道や和太鼓体験を通して交流しました。
また、福井滞在中は福井市内の家庭にホームステイし福井の人の温かさを感じたという感想が聞かれました。

   第25回福井市ジュニア大使任命式及び第一回研修会
  1月30日(土)福井県国際交流会館にて、第25回福井市ジュニア大使任命式、第一回研修会が行われました。
福井市内の中学1・2年生58名の応募者の中から10名のジュニア大使が選ばれ、3月18日~25日に福井市の姉妹都市アメリカニュージャージー州ニューブランズウィック市に派遣されます。
1回目の研修会では、ニューブランズウィック市ラトガース大学出身の福井市国際文化交流大使マシュー・デリアさんに、ニューブランズウィック市の紹介をしていただいたり、現地で行う福井市の紹介プレゼンテーションの担当項目、出し物を決めたり、ジュニア大使としての派遣テーマを考えました。
   多文化×防災 研修会
  1月23日(土)13:30から湊公民館において、NPO法人多文化共生マネージャー全国協議会理事の柴垣禎さんを講師にお招きして、災害が起こった際に、避難所で外国人がどのような困難やトラブルを抱えるかを検討し、地域住民やボランティアがやさしい日本語を使ってどのように伝えればよいかを学びました。
   中国おもてなし料理講座
  12月19日(土)9:30からアオッサ6F 調理室において、中国河北省出身の加藤錦霞(かとうきんか)さんから、エビ料理「乾焼蝦仁(ガン・シャオ・シャー・レン)」、豚肉料理「東坡肉(トンポーロウ)」、青梗菜とミニトマトの冷菜の3品の作り方を学びました。
 とても華やかな料理なので、お正月にもぴったりな3品でした。錦霞さんの丁寧な説明とやさしい指導で、参加者から「とても有意義で楽しい時間でした」「さっそくお正月に作ってみます」という声が聴かれ、とても好評でした。
   クリスマスふれあいフェスタ
   12月5日(土)フェニックス・プラザ 小ホールにて13:30から「クリスマスふれあいフェスタ」を開催し、延べ130人を超える来場者を得ることが出来ました。

 来場者は、福井市に在住する外国人が自国(アメリカ、フランス、ペルー、ロシア、韓国)のクリスマスを紹介する「世界のクリスマスブース」、
書道、茶道、折り紙の「日本文化体験コーナー」、
クリスマスカード作りの「クラフトコーナー」、
シュトーレン、ジンジャークッキー、クリスマスフレーバーティーなどが味わえる「カフェコーナー」などを
巡りながら、それぞれ世界の文化を感じて楽しんでいました。
パスポートを持った参加者は、世界のクリスマス紹介ブースを回って、国旗のシールも貼ってもらい、5カ国すべて回ったら、サンタからプレゼントのお菓子を受け取っていました。

 各コーナーでの体験のほか、英語と日本語による「絵本の読み聞かせ」、協会職員による「多文化共生についてのプレゼンテーション」や、ロシアの方によるクリスマスの歌とブラジルの方のサンバなどの「ステージパフォーマンス」もあり、あっという間の3時間でした。
最後は、参加者みんなでサンバを踊り、フェスタを終えました。

参加者の方からは、
「国によってクリスマスも微妙な違いがあり、知ることができてよかった。」「日本人向け、外国人向けのコーナーがあって面白かった。」「ロシアの方の歌がすばらしかった!」「サンバがとても楽しかった!」などの声が聞かれました。

   ペルー料理講座
  11月13日(金)9:30からガスクッキングスタジオにおいて、ペルー出身のピコン・イングリッドさんから、アヒ・デ・ガジーナ (鶏肉クリームのご飯添え)、カウサ・レジェーナ (ペルー風ポテトサラダ)、パパ・ア・ラ・ワンカイーナ (ジャガイモのピリ辛チーズソースがけ)の作り方を学びました。
 見た目も華やかで、パーティーやおもてなし料理にぴったりのペルー料理。小さなお子さまも好きになりそうなやさしい味で、とてもおいしかったです。とても明るい性格のイングリッドさん、受講生の方にもとても人気で、料理教室は楽しくあっという間でした。
   第4回 福井の歴史文化通訳ボランティア研修会 ~朝倉氏遺跡で通訳実践~
 
 11月8日(日)福井の歴史文化通訳ボランティア研修会を開催しました。
今年度4回目の研修会は、今まで学習した内容の実践として、実際に福井市に住む外国人に朝倉氏遺跡を案内しました。
 あいにくの雨でしたが、アメリカ、ブラジル、中国、ミャンマー、インドネシア、アルメニア、台湾、リトアニアからの外国人の参加者がたくさん集まりました。通訳ガイドボランティアの方は、英語、中国語に分かれて案内しました。
復原町並みでは、役者さんによる、その当時を再現した寸劇が行われており、まるでタイムマシンでその時代を訪れたようでした。
 外国人のみなさんは、とても興味深く案内を聞き、広大な自然と美しい紅葉を楽しみながら、戦国時代の歴史ロマンにひたっていました。

   第2回 多文化共生セミナー ~イスラム文化を知ろう!~
    11月7日(土)10:00からAOSSAにおいて、イスラム文化について中川智恵氏(平成22年度青年海外協力隊としてシリア及びモロッコにて活動)とバングラデシュ出身で福井市在住のMd.アサドゥザーマン氏にお話をお聞きしました。
午後からは、ハラル料理(イスラム法上で食べることが許されている料理)を作って、試食しました。
イスラムの女性が身に着ける”ヒジャブ”や、男性の民族衣装の試着をしたり、1日5回するお祈りの時に使う敷物など、普段なかなか目にすることがない、貴重な体験ができました。
参加者の方からは、「イスラム教について正しい知識が得られてよかった。」「現地で活動していた日本人の見解が聞けたのがよかった。」「イスラム教は、思いやりの精神が深い宗教ということが分かった。」などの意見が寄せられました。
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   「外国人・特別支援の児童生徒を教えるための リライト教材」についての研修会
 
 10月13日(火)10:00から福井県国際交流会館において光元聰江氏をお招きして、日本語の不自由な外国人児童生徒の教科学習を支援するための「リライト教材」についての研修会を開催しました。午前中にリライト教材に関する講義を受け、午後からリライト教材作成のワークショップを行いました。
 長時間の研修になりましたが、理論をおさえた上でリライト教材作りを実践することで、コツがよくつかめ、参加者からは「今後のサポートで取り入れていきたい」という声がきかれました。
 
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